***皆様へのメッセージ***
2009年8月10日

お久しぶりです、皆さんお元気ですか?

前回のメッセージからもうすぐ1ヶ月半経ちますが、HPを見てくださったたくさんの方々から応援のメッセージをいただきました。前向きに頑張っていこうという気持ちはとても強いのですがやはりまだ音もろくに出せない状態なので、落ち込むこともありますがその度に皆さんから温かいメッセージをいただいて助けられています。本当に有難うございます。

さて、この一ヵ月半の間してきたことを説明させてください。

前回僕の局所ジストニアの治療の順番を書きましたが、あれからすぐに飲み薬の治療を開始しました。リボトリールという薬でジストニアの症状に効果があるかもしれないとのことでした。飲み始めてすぐに僕を長い間苦しめてきたひどい首の痛みが消えました!”やった、これなら楽器も吹けるかも?”と期待して飲み続けましたがサックスの音は相変わらず出ませんでした。出ないというか楽器を吹こうとするとガムでも噛むかのようにモグモグと下の顎がマウスピースを噛んでしまうんです。結果として下の歯がリードに当たってしまうので音になりませんし少し出ても全くロングトーンができません。でも飲み薬が首の痛みを止めていてくれるだけでもありがたいです。目がかすむほどの首の痛みにはホント
に心を折られていましたからね。でもその薬には副作用があり、飲むと足がフラフラになりますしひどい時は一日寝ていないと駄目な日もあるほどです。でもその副作用にもだいぶ慣れてきました。

先生に状態を説明すると、飲み薬を続けながら次のステップへ進むことを勧められました。 それはボトックスという注射を震えている問題の部分に直接使うものなのですが、とても強く長く効いてしまう注射なのでただ震えている顎に打てば良いという物でもないようです。診ていただいている先生は本当に的確に、わかりやすく治療の順序を説明してくださるのですぐに納得できましたが、まず麻酔注射を使ってどの部分の筋肉・神経がジストニアによって侵され異常な反応を起こしているのかを見極めるのだそうです。その為今は3〜4日に一度、口の周り、顎の下、舌の筋肉などいろいろな部分に麻酔注射をしています。注射しては吹き、またしては吹きといった感じに進んでいます。たくさんの方々からの応援メッセージのなかには”これを試してみては?”とか”あの治療法も良いかもしれない”といったアドバイスをしてくださる方もいます。そしてある方にニューヨーク在住のミュージシャンでジストニアを克服し、復帰したという方を紹介していただきました。早速その方に連絡したところ、ジストニアの症状に一番効いたのがなんと催眠療法だったんだそうです。これには驚きました。NYへ行く事も考えましたが、もしかしたらその人を治療した先生の知り合いが日本にいるのでは??と思い直接先生に聞いてみたところ日本の先生を紹介していただけました!

ボトックス注射の前にその催眠療法を受けてみたいと僕の先生に言うと、先生はそれは良いことだと思うと言ってくれました。やはりボトックスはかなり強いですし、脳神経内科の治療としてはボトックスは最終手段のようですのでその前に催眠治療を受けてみたいと思います。

どこで奇跡が起こるかはわかりませんが、必ず起きると信じています。そして何故か手術まで行かなくても治る気がしてなりません。

ジストニア(Dystonia)はまだまだ日本ではあまり知られていない難病で完治するのは難しいといわれています。でもYoutubeなどの映像をみてもわかるように本当にたくさんの人達が病気を克服したり、症状が改善されたりしています。
 
諦めなければきっと僕にも奇跡が起こると思います。
 
最後に今までサポートしてくださった方々、本当に有難うございます!これからも負けずに頑張ります!!

また近いうちに更新させてもらいたいと思います。

秋山卓

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